「フィジカルインターネットアワード2026」で最優秀賞を受賞

2026.03.02
更新日:2026.03.02
お知らせ
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フィジカルインターネットを具現化したビジネスモデルなどが評価

 霞ヶ関キャピタル株式会社およびX NETWORK株式会社は、株式会社J・MADE(以下「J・MADE」)、大阪高速乳配株式会社(以下「大阪高速乳配」)と、一般社団法人フィジカルインターネットセンター(JPIC)が主催、経済産業省・国土交通省が後援する、「フィジカルインターネットアワード2026」の社会実装部門で、最優秀賞を共同受賞いたしました。

■受賞内容
テーマ:「共創型コールドチェーンの構築」
概要 :当社および共同申請者(X NETWORK、J・MADE、大阪高速乳配)は、物流資源を社会全体で最適化するフィジカルインターネットの考え方に基づき、冷凍倉庫をネットワークとして活用するコールドチェーンプラットフォームの構築に取り組んでいます。背景として、冷凍冷蔵物流の分野では、需要の季節変動が大きい一方、従来の冷凍冷蔵倉庫は長期・大口利用を前提とした契約が主流であり、必要な時に必要なスペースだけを柔軟に確保することが困難でした。また、倉庫・輸送・情報が事業者ごとに分断され、空き状況の把握や手配が属人的・アナログ化している点も、構造的な課題となっており、加えて深刻化する人手不足への対応として、省力化・自動化の推進や、環境負荷・労働環境負荷の低減が強く求められています。こうした課題に対し、本プラットフォームでは、冷凍倉庫をネットワークとして連携させることで、物流資源の有効活用と業務の効率化を図り、冷凍冷蔵物流の高度化に取り組んでいます。

審査における主な評価ポイント
本受賞にあたり、当社の取り組みは以下の点で高く評価されました。
・将来的に保管領域にとどまらず、輸配送分野への展開が期待される点
・保冷分野において、フィジカルインターネットの考え方を具現化したビジネスモデルであり、フィジカル・デジタル両面からのアプローチができている点
・大手デベロッパー主導によるコールドチェーンネットワークのプラットフォーム形成は前例が少なく、実現可能性が高い点
・徹底した自動化により、サービスとしての利便性向上に加え、物流業界における労働力不足や労働環境負荷の軽減にも貢献している点

参考:事業の内容「自動倉庫による運用1年間の実績」(当社作成)

■フィジカルインターネットとは
 フィジカルインターネットとは、インターネットの仕組みを物流に応用し、企業の枠を超えてモノを効率的に運ぶ新たな物流モデルです。標準化されたルールのもとで物流ネットワークを接続・共有し、サプライチェーン全体の最適化を目指します。近年、物流業界はドライバー不足や輸送コストの上昇、小口配送の増加など多くの課題に直面しており、これらを根本から解決する可能性を持つ革新的な仕組みとして、「フィジカルインターネット」は国内外で大きな注目を集めています。従来の物流は企業ごとに個別運営されることが多く、トラックの空車や倉庫の空きスペースが十分に活用されないなどの非効率がありました。さらに「2024年問題」による輸送力不足への対応が急務となっています。
 フィジカルインターネットは、デジタル技術を活用して荷物・車両・倉庫の稼働状況を可視化し、物流リソースを企業間で共有することで効率化と持続可能な物流体制を実現するための物流システムです。この仕組みにより、業界全体の生産性向上や環境負荷の低減も期待されています。
 政府も2040年を目標としたロードマップを策定し、フィジカルインターネットの社会実装を積極的に推進しています。

■受賞コメント
霞ヶ関キャピタル株式会社 取締役副社長/インフライノベーション事業本部長 兼
X NETWORK株式会社 代表取締役社長 杉本 亮
 物流を取り巻く社会課題が深刻化するなかで、フィジカルインターネットは次の時代の物流に欠かせない概念だと考えています。当社グループは冷凍冷蔵物流の現場において、この考え方をいち早く取り入れ、実装を重ねてまいりました。
 また、冷凍冷蔵物流の現場では、限られた設備や人員の中で、いかに効率的に物流を回すかが常に問われています。当社グループでは、倉庫を点ではなくネットワークとして捉え、現場の選択肢を広げていくべく取り組んでまいりました。具体的には倉庫の共有化とデジタル化を両立させることで、複数拠点・複数倉庫を横断的に活用できるサービスとして提供している点が特長です。加えて、現場運用における徹底した自動化による省人化を進めることで、物流業界が直面する労働力不足への対応や環境負荷の低減にも貢献してきた点が、実装面で評価されたものと受け止めています。今後も当社は、保管領域にとどまらず、輸配送領域への展開も視野に入れながら、持続可能な物流インフラの実現を目指してまいります。

■霞ヶ関キャピタルグループの物流事業
 国内の冷凍食品需要やEC市場の拡大を背景に、冷凍冷蔵倉庫の供給不足が課題となるなか、霞ヶ関キャピタルは賃貸型冷凍冷蔵倉庫に特化した開発を行い、倉庫ブランド「LOGI FLAG」をはじめ、新たな物流インフラの構築に向けた事業展開を進めています。2026年は、千葉・名古屋・神奈川で倉庫の竣工を予定しています。

 「LOGI FLAG」は、霞ヶ関キャピタルが展開する倉庫ブランドです。冷凍運冷蔵運常温の3温度帯に対応したマルチテナント型物流施設をはじめ、冷凍冷蔵倉庫や冷凍自動倉庫、HAZMAT倉庫など、時代とお客様のニーズに沿った、環境にやさしく、新しい物流拠点を各地に提供していくことで皆様のビジネスと暮らしをサポートしてまいります。 

 「COLD X NETWORK」は、当社グループのX NETWORK社が展開する国内初の1日1パレットから利 できるWEB完結型の冷凍保管サービスです。冷凍保管スペースの空き状況から入出荷予約、在庫管理までWEBで完結。敷金礼金といった初期費が不要で、最短1日からご希望の期間、1ケースから大口のお荷物まで、さまざまなニーズにお応えできる冷凍保管サービスとなっています。
*1日1パレット運ケース単位かつWEB完結型の冷凍保管サービスとして日本初、日本初調査総研合同会社調べ。